東方見聞録 [2004/07/26] --- フィーヌ |
シノワお兄ちゃんは、あんまり家にいないんだけど、帰ってくると色んなお話をしてくれるんだ♪シノワお兄ちゃんは、とっても物知りで優しくて、僕は尊敬してるの。 今日は、ずっとずーっと東の国のお洋服をお土産に持って帰ってきてくれて、器用に着せてくれたんだけど・・・ 「なんか、バスローブみたいで、女の子っぽくない?」 って訊いたら、お兄ちゃん「似合ってるよ」って言って、ちょっと困ったように笑ってた。 ランシッドお兄ちゃんが笑ってたあの写真も衝撃的だったけど、シノワおにいちゃんはいつも笑ってて、よく分かんないときがあるんだよね。ノアさんとランシッドお兄ちゃんとシノワお兄ちゃんはよく分かんない・・・。 ノア 「フィーヌ坊ちゃま、何かおっしゃいましたか?」 フィーヌ 「え?!ノアさんいたの?!な、何でもないよっ!」 ランシッド「フィーヌ、何を着てるんだ?」 フィーヌ 「あわわわっっ!!ラ、ランシッドおにーちゃんも!!」 ランシッド「(何を慌ててるんだ、あいつは。)」 |
変装 [2004/08/14] --- シノワ |
ぬいぐるみのふりをするわけにもいけないし、羽を隠しただけじゃあ、尻尾が妙だし・・・ミュー(μ)が羽だけじゃなくて、尻尾も隠せたらいいんだけど・・・羽しか隠せないんだよね。
しかたない。明日入る国では、ミューに、変装してもらって、よくできた機械のふりをしてもらうしかないみたい。だけど・・・ミューは気に入らないみたいなんだよね。 ミュー「何よぉ、これ。」 シノワ「次の国の王様は、珍しい動物を集めるのが趣味なんだって。」 ミュー「珍しい動物?」 シノワ「そう。だからね、ミューがそのまま、次の国に入っちゃうと、捕まるかもしれないでしょ?」 ミュー「あたい、珍しい動物?」 シノワ「どう見てもね・・・羽生えてて、桃色で、ウサギみたいだけど、尻尾が長くて、僕達と同じ言葉しゃべって・・・珍しい動物、じゃない?」 ミュー「失礼なっ、あたいは、動物なんかじゃないわよっ!(プンプンッ」 シノワ「あーっ、ごめんごめん。でもね、遠回りするわけにもいかないし、次の国素通りするだけだから。その間だけ、我慢して、ね?」 ミュー「・・・しかたないなー。シノワの言うことは聞いたげるよ。」 シノワ「はぁ・・・よかったぁ。ありがと。」 |